ゲイの家づくり

with 三菱地所ホーム

カテゴリ: 建ててみて

もうじき今の家も満二年になるので、そろそろ家づくりブログもまとめの時期かなと思ってるのですが、じゃあ家づくりを経験して、これから建てようとしてる人に今だったらどういうアドバイスをしてあげたいかというと、まず予算が限られてるからと自分好みの家づくりを妥協しなくてもいいですよということを、最初に言っておきたいような気がするのです。

家を建てましょうとなるのは、やっぱり第一に必要だからというのがあると思います。そうすると、予算が十分に確保できない場合があったり、自分たちなりに頑張って貯金したけど建てるにはギリギリという場合もあるでしょう。
そんなときに、自分はこんな家がよかったんだけど、予算もないし、メーカーの基本プランの中から選んで、設備仕様も標準にしておくのがいちばん安いから、もうこれでいいやと、あきらめてしまう人もいらっしゃると思います。

でも実際には、大工手間の範囲内でわずかな追加料金や、場合によってはただでやってもらえるようなことって、わりと多いんですよ。
たとえば、上がRになった開口とか、角のRとかは、じつはそんなにすごく手数と部品が必要なわけでもないので、全体工事費用の中でやってくれる場合もあります。
あるいは壁紙を全部標準のものにする場合でも、部分で色を変えるとかはできますよね。アクセントウォールでおしゃれな雰囲気にするとか、標準の範囲内でもできます。
そういう造作系をぼくらの家の例でいうと、5,000冊が入る書庫で、追加料金は棚板代だけでした。
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こんな大量の棚がほぼ標準の範囲内です。


キッチン、バスなどの設備をいいものにしたいと思うと相応の費用が必要になるのですが、他の住宅メーカーや工務店と比べて明らかに「ちょっとこれは…」と思うような設備を標準にしてるところは、そんなにないでしょう。そして、そこをちょっといいものにしても、細かな満足感はあるでしょうが、日々の使い勝手ではそんなに大きな差はありません。
そこで、設備仕様は標準にして、壁紙やちょっとした造作を凝ると、家としてはよほど違って見えるし、低予算でも自分好みの家にすることができます。

だから、家づくりは予算に関係なく、自分たちがどんな家に住みたいのか、よく考えてみることをお勧めしたいです。たぶん想定予算で制限のあるのは、広さとか設備とか立地だけなので、家の中は工夫次第でいくらでもおしゃれにもかっこよくにも快適にもできるはずなんですよね。

ただ、こういうことって、想像力も必要だし、時間もかかります。
そこのところを面倒がらず、いろいろアドバイスしてくれたり、事例を紹介してくれたりして、いっしょに考えてくれるような営業さんだったり、住宅メーカーだったりに当たるのが、家づくりではけっこう重要なことなんじゃないかなと、今になって思います。


住み始めた頃は、ここはもうちょっとこうすればとか、もっと違うと思ってたのに、という箇所もけっこうあったのですが、さすがに2年たつと、慣れてくるし、だんだんどうでもよくなってきます。
しかしそれでも、ああ失敗した…と見るたびに思う箇所もあるわけで。

1.カーテンボックス
図面にカーテンボックスがないなーと思ってたのですが、そんなこと言い出したら、廻縁も幅木も書いてないし、別に気にもしてなかったんですね。最終盤になって、カーテンボックスの長さはどれくらいなんだろう?と思って確認したら、ついてないと…。
あわててつけてもらうことにしたのですが、あとづけなのであんまり大きなものをつけるわけにもいかず、申し訳程度についています。
カーテン自体は、アジャスターをぎりぎりまで上げてるので、レールは見えなくなってますし、そんなにおかしいわけでもないのですが、なんとなくこれじゃない感が残ったまま、今に至っています。
前にも書いたのですが、掘り込みのカーテンボックスとかにしようと思ってる方は、天井の構造にも関係してくるので、早めに言ったほうがいいです。

2.トイレのニッチ
洗濯機置き場とかトイレとか、水道管が上がってくるところはニッチができがちですよね。
でも、ホコリがたまりやすいのでそういうところは作らないでとお願いして、設計の方も1階は覚えてたのですが、2階は忘れてたっぽいんですね。ぼくらも図面は見てて、2階のトイレにすーっと線が入ってるのも見てたはずなのにチェック漏れ。
仕方ないので、ちょっと飾り物を置いたりしていますが、こんなところに棚が…という違和感は残ってます。
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どうしたらいいのかわからないニッチ


3.裏から見た家
詳細は「のっぺらぼうの家」で書いたのですが、旗竿地なので竿状部分から見たところだけ何とかしておけばいいやと思ってたら、裏からのほうがよく見えて、しかも家の一番大きい側面部分がちょうど見えてるという状態。
近くによると、ああ見えないところに窓があったのかとわかるのですが、パッと見たところ、どうしてあんな壁だけの家を建てたんだろう?と思ってしまいます。

三菱地所ホームの場合、パースくらいは頼めば書いてくれますが、基本は平面図と立面図で見るしかないんですね。CGとかないです。そうすると、あとはもう想像の世界なので、ちょっとしたことに気づける機会が、大手メーカーと比べると少ないんじゃないでしょうか。
しかも、標準仕様しかできないわけじゃなくて、変えようと思えば変えられただけに、がっかり感も後を引きやすいように思いました。

 

設計段階では、仮住まいの段が高くて狭い階段に閉口していたので、1段の高さを低く、踏み板の奥行きは広く、そして三角の段ができないように作ってもらいました。

完成してみると、尺モジュールの階段の幅はけっこう狭いということに気づいたのですが、それはまあ慣れだと思うのでかまいませんでした。
ただ、階段の機能として重要なのは、そういう慣れでなんとかできそうな部分じゃなくて、物理的に有効な広さを取っておくことのように、今は思っています。

ボックス階段のような壁に囲まれた階段は、構造的にも安定してるし他の部屋との空間の取り合いが少ないので、わりとよく見かけると思います。
でもこういう階段の場合、大物家具の搬入で引っかかって階段からはうまく運び入れられないことがあるんですね。もともと幅がどうしようもないという場合は仕方ないのですが、それよりも長さがうまく処理できないことがあるように思います。

上方向に吹き抜けになってる階段だとか、手すり上部が左右に抜けてる形状だと、そういう長さ方向を上とか左右に逃がして、運び上げることができるので、なんとかなるでしょう。でもこれが、左右壁で、しかも上も階段なので天井が低いような場合には、長いものだとちょっとどうしようもなくて運び上げられない場合が出てきます。
ぼくらの家も、踊り場の回転中心のところは何も考えずに壁にしてしまったのですが、ここが少しでも手すり状に なって空間があれば、もうちょっと搬入時に回りやすかったなと思いました。

日常的にはあんまり意味がないことですが、引越しや家具の買い替えなどで、余計な手間や場合によってはお金がかかることもあり、また結果として生活の制約にもなると思うので、階段で空間を取っておくことは重要じゃないでしょうか。
 

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