ゲイの家づくり

with 三菱地所ホーム

カテゴリ: LGBT

検索で来ていただく方のキーワードで「ゲイ マンション」というのがちらほら。
確かに、ゲイの場合はマンションのほうが圧倒的に暮らしやすいし、老後の不安も考えると、購入を検討してる人も多いだろうと思います。

ぼくらは今までに2回マンションを買ってて、今回は初めての戸建てで、戸建てってなんてハードルが多いんだろう!と思うのですが、マンションを初めて買ったときは、そういえばそこそこハードルもあったなーと思い出したりして、検索する気持ちもちょっとわかります。

でも、そういう方々に言いたいのですが、マンションは基本はパッケージになってるので、楽です。
買いたいって客を、うまいぐあいに引っ張りまわして、売るところまで持っていくのが営業の仕事なので、隠れゲイだろうが丸出しのオネエだろうが、そんなことで冷たい対応とかしないので、興味のあるマンションがあったら、どんどん見に行ったらいいと思います。

その上で、買うなら新築のほうが断然楽です。
中古は、売り手とのタイミングの問題とか、ローンも個別に取らないといけないので自分で何とかするしかないとか、そのための資料がいろいろいることもあるとか、初心者にはけっこうハードルが高いんじゃないか?と思います。いい仲介業者に当たれば、このあたりはかなり軽減されるのですが。
新築はその点、営業は何戸も同時に進めてるので、流れに乗ってればいいだけだし、銀行も販売会社に窓口が一元化されてるので細かい確認を買う方にしてきたりはしません。いざ買うとなっても、何回か展示場に通って、ハンコ押したり署名したりしてたら、あとは所得の証明を出すくらいで完了です。

ローンにしても、新築の場合ある程度、販売会社も押してくれるので、通りやすいというのもありますし、逆に難しそうな場合は、ここが通りやすいってところを紹介してくれたりもします。

ただ、頭金に入れる現金が不足してる人は、大手は避けたほうがいいです。大手はわりとしっかり、1割の頭金を先に入れさせる場合が多いし、値引きもよほど売れ残ってこない限り、やってくれません。
中堅以下の場合は、頭金が足りないとなると、値引きをして、値引き分は頭金で入れたようなふりで進めてくれたりとか、いろいろ融通のきくところがあります。 

あとは、ぼくらの経験で言えることは、もし何かあって処分しないといけないとなったときに備えて、駅近物件にしておくほうがいいってことがあります。終の棲家のつもりで買っても、人生何があるかわかりませんからね。
 

前回、ブログ村のバナーのクリックを最後にお願いしておいたら、ほんとにクリックしてくださる方が大勢で、世の中いい人がいくらでもいるねーと、うれしかったです。ありがとうございました。

そんないい人たちを裏切るような、今回ほんとにどうでもいい話です。
いまの三菱地所ホームの担当営業さんは体育会系の人なので、そこそこさわやかな感じで、話しやすい人です。でも、イケメンかどうかっていうと、60点くらい…。まあ普通の容姿です。

打ち合わせのためにモデルハウスへ行くときに、別の住宅メーカーさんの前も通るのですが、あ!〇〇ホームでお願いしたらひょっとしたらあんなイケメンが担当になってたかも!と思ったりすることもあります。

でも、実際問題として、担当営業の容姿がどうかって、あんまり気にならないというか、かなりどうでもいいことなんですよね。
どれくらいどうでもいいかっていうと、宅配便の配達の人とか居酒屋のテーブル担当の人がイケメンかどうかよりも、どうでもいいくらい。かなり低いです。

ずいぶんな金額を投入して、しかも長時間の打ち合わせで顔を合わせるので、もうちょっと要求度が高くてもいい気がするのに?と思って、考えてみた結論は、たぶん気持ちが家のほうにいってしまってるからなんじゃないかなと。
簡単に言うと、性欲より物欲のほうにスイッチが切り替わっちゃってるから、みたいな。

通勤時間に駅のエスカレーターでボーっと立ってるときに、前に足のきれいな女子が立ってたりすると、中年男性の場合、かなりの数の人が追い越しざまにチラっと見ていきます。そんな、ちょっと通りすがるだけの人の容姿まで気になるの!?って、中年男性の女子に対する興味の強さにはいつもビックリしちゃうんですが、おそらく住宅メーカーの顧客はそんな中年男性が一番多いはずなのに、営業も中年男性が一般的で、十分成り立ってます。
ってことは、世間の人はみんな家づくりに関しては、きれいなオネエチャンといちゃいちゃ打ち合わせするより、もっとディープに取り組みたいってことなんだろうなーと思ったりした次第です。

でも、家づくりでけっこうな割合の発言権を持ってる、主婦側の目線でもそうなんでしょうか。
まあ費用対効果に敏感な主婦なので、イケメンよりお金を投じただけの価値のある家ができることのほうが重要ではあるのでしょうが。

ところで、いま家関係でいちばんイケメンなのは、引越し屋さんの営業の人です。
背は高くないんだけど、いかにも引越し屋という感じのガタイの良さと、眉のキリっとした整った顔で、きっと主婦相手の見積もりならガンガン取れるだろうなって感じでした。でもこの人、おそらくそういう自分の魅力を十分に知ってるんだと思うんですよねー。
個人的には、わざとらしいサワヤカ笑顔がうさん臭くて、ちょっと苦手。
  

なんとなく、もう終息モードに入りつつあるこのブログですが、Webマガジンgayty(ゲイティー)で紹介してもらってしまいました。

gaytyは、「ゲイのためのライフマガジン」ってことなので、当然このブログも、ゲイの家づくりというところに着目してご紹介いただいたんだと思います。でも、実際のところあんまりゲイ要素はないブログなので、ゲイの方は読んでも、なにこれ?って感じかもしれない…と思ったり。
gaytyから来た方、すみません。

家を建てる話でも、100人いたら100通りのニーズがあって、なかなか話が合う人って少ないですが、同様にゲイもそれぞれ生活なり人生観なりの違いがそれぞれにあるので、さてどういう人がこのブログを興味を持って読んでくれるのかわかりませんが、少しでも誰かの参考になればと思って始めたことなので、その範囲が広がる機会ができたのは、うれしかったです。
 

電通が日本のLGBT(ゲイ、レズビアンなどの性的少数者)人口を全体の7.6%と推計した調査以降、潜在市場としてのLGBT市場ブームがなんとなく起こってる(あるいは起こされそうになってる)感がありますが、ここへきて『日経ビジネス』8月24日号『AERA』9月14日号と立て続けにLGBT市場についての特集記事が組まれていて、LGBTの一員としては、少しでも問題の所在の認知度が上がるといいなーという淡い期待をしたりしてるところです。

特に日経は、過去に女性人材の活用をテーマに一時期のビジネス世論をリードしたことの再現を、LGBTで狙ってるのかなーという感じで、けっこう積極的に関連記事を連発してて、今回このブログをご覧になった記者の方から、『日経ヴェリタス』9月13日号の見開き記事のための取材を受けました。
いま見たら「暮らし・資産づくり」のコーナーでLGBTを取り上げるみたいですね。よかったら読んでみてください。(オンライン版もあります。)

取材を受けたといっても、このブログが紹介されるとかじゃなくて、家を買った人としてLGBTならではの障壁とかありましたかーという質問に答えた何組かのうちの一組という程度なのですが。 

現状では、家を買うということのLGBT障壁としては、法的な結婚ができないのでローンを組むときに収入合算とか共有名義とかもできないというくらいなので、まあ問題としては大きいものの、結局のところ金融庁からガッチリ規制されてる業界では、法的な裏付けもないのに動けないから仕方ないだろうなと思ってるというところです。

それよりも個人的には、制度とか社会の谷間に落ちてると、こういうどうしようもない壁みたいなものがある現状っていうのが、社会全体の生きづらさにつながってるんじゃないかなということへの問題意識のほうが大きいように思います。

べつにLGBTじゃなくても、失業とか精神的な病気になるとか未婚の母とか、ちょっと社会的に普通じゃない状況に落ち込んでしまう可能性って、誰にでもあります。そういうときに、サポートが得られにくいどころか差別されてしまう社会だと、自分はそうならないように必死に社会にしがみつかないといけないし、子どもを育てるということも社会適合者を作る必要があるので、その重圧はかなり大きいですよね。

でも、いろんな人に寛容で、柔軟に対応できる社会であれば、そういう不安感とか重圧はかなり減るはずです。
子どもが社会にうまく適応できなくても、なんとか生きていける社会だと思えれば、子どもを産み育てることへの不安はずいぶんましになりますよね。

そういう意味では、例えば「がん対策基本法」なんかは、がんに罹患するとその先の人生をどうしたらいいのか右往左往せざるをえない状況があることへの認識も含んだ法律で、日本もだんだんそういう、社会の谷間みたいなところにいる人をなんとかすることで社会がより安定するんだということに目が向いてきたのかなとは思っています。

ニューヨーク州で同性婚が認められてから、一年間のニューヨーク市での経済効果が 200億円と見積もられています。谷間に落ちている人たちに関連して、それぞれにこういう経済効果があるでしょう。そういうお金目当てでいいので、少しでもいろんな方面で社会の許容度が進展すれば、結局はいろんな人が柔軟に受け入れられる、生きづらさの少ない社会になるはずです。
いまはマイノリティじゃない人も、自分とかその家族がマイノリティになったときのことを考えた社会を作っていけば、もっと楽なんだよということの理解が広がるといいなと思います。
 

この前の日経ヴェリタスの取材のときにちょっと話したのですが、現状でLGBTカップルが住宅ローンを夫婦と同等の関係として利用するには、いろいろ障壁があるわけですが、その中でもとくに離婚が重要なような気がしてます。

金融業界は、基本的には金融庁の監督を受けていて、法の遵守は絶対要件なので、まずは法的な整備が進まないことにはLGBTカップルの利用なんて夢のまた夢という状況です。
じゃあ、金融庁はどうしてそんなに厳しく監督するか、あるいは法や省令をいろいろ作ったりするかというと、利益の追及で不良債権をどんどん作って破綻したら、国民の不利益になるからですね。
ということは、金融機関に求められていることは、不良債権を作らない堅実な融資なわけです。

ところが、現状でLGBT向けのパートナー制度のモデルケースとされている渋谷区の条例では、LGBTカップルを結婚相当と認めるための要件については記述されているのですが、それを解消する場合については規定されてません(というか、具体的な手続きは「区規則」で定めるようになってて、条文化されてない)。

一般の結婚の場合で考えると、すでに長い制度運用実績を経て、離婚というのは一種の法的整理としての形が整っていて、共有財産や共同で契約してる債務・債権の分割なども、裁判所などの手続きも含めて、何かしら処理されることになっています。
そうすると、住宅ローンに関しても、べつにあらかじめ夫婦相互に連帯保証人にしておかなくても、何かしら対象物件の所有権と残債の処理について決められる場合がほとんどなので、そのあたりについて金融機関とか保証会社側はそんなに気にしないでもいいわけです。

ところがLGBTカップルの場合、離婚というものがそもそも制度としてあるのかないのかわからない。
そうすると、たとえば共有名義でペアローンを組んでたカップルが別れて、一方が出ていって破産してしまった場合、残った方は住んでいて残債も順調に払ってると、さてこれをどう処理するか。(結果的に残ったほうが話し合いで残債を引き受けるとなる可能性はありますが、)外形的には法的手段に訴えざるを得ないケースになってしまいます。
あるいは収入合算でローンを通したものの、その後ローンの名義人が無職になってローンの支払いが厳しくなる。収入合算の場合、お互いに保証人になる場合が多いので、もう一方にかぶせればいいのでしょうが、カップルが別れていたら簡単に引き受けないでしょうから、やっぱり法的処理とか、面倒なことが発生する可能性が出てくる。

というような感じで、夫婦と比べてなんとなく面倒なことになりそう=不良債権化する可能性が通常の夫婦より高い=貸倒引当金を多めに積んでおかないといけない=自己資本に影響するので金融機関として資産基盤が脆弱になる。
という流れで、金融機関として一番重要な信用を毀損しかねない状況を招いてしまうわけですね。
貸倒引当金を多めに積むと、節税効果があったりするので、そんな一直線に考えないでもよさそうな気もするのですが、現状とにかくそんなものは少ないに越したことはないと見なされてるので、どうしようもないです。

以上のような状況なので、住宅ローンに限らず、社会上の契約行為での取り扱いでLGBTカップルを夫婦並みとするには、結婚と同等と見なすという法的規定とともに、今後は出口であるところの離婚相当とするための規定も設けておかないと、効果として不十分で、単なるLGBTカップルが結婚っぽいことができてうれしいだけの制度にとどまってしまう可能性が高いと言えるんじゃないかなーと思ってます。
単純に、結婚じゃないけど結婚に準ずるから、制度は全部そのまま使えるし、社会的義務も同様に発生するよってことにしちゃうのが、いちばん簡単なんでしょうけどね。



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