ゲイの家づくり

with 三菱地所ホーム

2017年01月

ここしばらくで、何軒か新築の家を見る機会があったのですが、そこで思ったのが、家の印象を決めるのは質感がけっこう大きいということでした。
具体的には、壁紙・建具・カーテンなんかの、家の中にいて見るともなしに目に入ってくるものの質感が、その家の印象になるということです。

最近の都内郊外のマンションなんかの場合、土地や人件費の価格上昇のため、なるべく手ごろな価格にするために、こういう部分での価格圧縮にはけっこう力が入ってるみたいで、いかにもプラスチックやビニールという質感の壁紙やプリント合板が使われてる場合もあります。
建売りの場合、ここにさらに外壁もプラスチックっぽいサイディングなので、これ何?プラモデル?という見た目になってしまいます。
そうなるともう、印象としてはプラスチックっぽい家ということでかたまってしまいますよね。
最近はプリント技術も成型技術も進歩してるので、壁紙はもちろん、合板もサイディングも、質感のいいものはいくらでもあるのですが、やはりそういうのは相応の価格なので、お金の面で圧縮しようとすると、どうしても質感の悪いものになりがちです。

土地そのものとか、設備とか意匠とか、家づくりでポイントになる部分はいっぱいあるのですが、家を見たときに「なんとなくチープ」という印象を避けたければ、こういった目に入りやすい部分は少しランクアップしておくのがいいんだろうなと改めて感じたのでした。
 

いまの家に引越して、生活面でいちばん大きな変化は、やっぱり掃除でしょうね。
前に「ハタキ掃除はお勧め」で書いたように、これまでたまに拭き掃除をしていたような、小物類の上とか、冷蔵庫の上とか、あるいはもう見て見ぬふりをしてたテレビの後ろとかを、週一でハタキ掃除をするようにしたら、掃除が劇的に楽に、そして家の中がきれいになりました。

エアロテック(全館空調で換気の風量が大きい)なので、もともとホコリの積りが少ないというのもあると思いますが、やっぱり毎週ハタキ掛けをしてると、年末も大掃除が必要なところはほとんどありませんでした。冷蔵庫を動かしてその後ろを掃除機で吸ったくらい。
以前なら、大掃除のときにあっちこっち拭いてて、初めて気づくようなホコリもあったのですが、最近は調子に乗って幅木の上とかまでハタキ掛けをしていたので、そういう箇所もなく。

そして、掃除機もコードレスのほうをメインにしたので、気軽にさっと出して使えるようになって、この二つで掃除の「めんどくさい」という心理的障壁がずいぶん低くなりました。
もちろん、家の設計で、掃除しやすくホコリのたまりにくい家というのをテーマの一つにしたことも、効果があっただろうとは思いますが。

これで、エアロテックのフィルタの、二週間に一回の掃除がなければずいぶん楽なのですが、まあそれくらいの負担は仕方ないと思ってあきらめることにしています。

 

設計段階では、仮住まいの段が高くて狭い階段に閉口していたので、1段の高さを低く、踏み板の奥行きは広く、そして三角の段ができないように作ってもらいました。

完成してみると、尺モジュールの階段の幅はけっこう狭いということに気づいたのですが、それはまあ慣れだと思うのでかまいませんでした。
ただ、階段の機能として重要なのは、そういう慣れでなんとかできそうな部分じゃなくて、物理的に有効な広さを取っておくことのように、今は思っています。

ボックス階段のような壁に囲まれた階段は、構造的にも安定してるし他の部屋との空間の取り合いが少ないので、わりとよく見かけると思います。
でもこういう階段の場合、大物家具の搬入で引っかかって階段からはうまく運び入れられないことがあるんですね。もともと幅がどうしようもないという場合は仕方ないのですが、それよりも長さがうまく処理できないことがあるように思います。

上方向に吹き抜けになってる階段だとか、手すり上部が左右に抜けてる形状だと、そういう長さ方向を上とか左右に逃がして、運び上げることができるので、なんとかなるでしょう。でもこれが、左右壁で、しかも上も階段なので天井が低いような場合には、長いものだとちょっとどうしようもなくて運び上げられない場合が出てきます。
ぼくらの家も、踊り場の回転中心のところは何も考えずに壁にしてしまったのですが、ここが少しでも手すり状に なって空間があれば、もうちょっと搬入時に回りやすかったなと思いました。

日常的にはあんまり意味がないことですが、引越しや家具の買い替えなどで、余計な手間や場合によってはお金がかかることもあり、また結果として生活の制約にもなると思うので、階段で空間を取っておくことは重要じゃないでしょうか。
 

住み始めた頃は、ここはもうちょっとこうすればとか、もっと違うと思ってたのに、という箇所もけっこうあったのですが、さすがに2年たつと、慣れてくるし、だんだんどうでもよくなってきます。
しかしそれでも、ああ失敗した…と見るたびに思う箇所もあるわけで。

1.カーテンボックス
図面にカーテンボックスがないなーと思ってたのですが、そんなこと言い出したら、廻縁も幅木も書いてないし、別に気にもしてなかったんですね。最終盤になって、カーテンボックスの長さはどれくらいなんだろう?と思って確認したら、ついてないと…。
あわててつけてもらうことにしたのですが、あとづけなのであんまり大きなものをつけるわけにもいかず、申し訳程度についています。
カーテン自体は、アジャスターをぎりぎりまで上げてるので、レールは見えなくなってますし、そんなにおかしいわけでもないのですが、なんとなくこれじゃない感が残ったまま、今に至っています。
前にも書いたのですが、掘り込みのカーテンボックスとかにしようと思ってる方は、天井の構造にも関係してくるので、早めに言ったほうがいいです。

2.トイレのニッチ
洗濯機置き場とかトイレとか、水道管が上がってくるところはニッチができがちですよね。
でも、ホコリがたまりやすいのでそういうところは作らないでとお願いして、設計の方も1階は覚えてたのですが、2階は忘れてたっぽいんですね。ぼくらも図面は見てて、2階のトイレにすーっと線が入ってるのも見てたはずなのにチェック漏れ。
仕方ないので、ちょっと飾り物を置いたりしていますが、こんなところに棚が…という違和感は残ってます。
IMG_20170119_110147
どうしたらいいのかわからないニッチ


3.裏から見た家
詳細は「のっぺらぼうの家」で書いたのですが、旗竿地なので竿状部分から見たところだけ何とかしておけばいいやと思ってたら、裏からのほうがよく見えて、しかも家の一番大きい側面部分がちょうど見えてるという状態。
近くによると、ああ見えないところに窓があったのかとわかるのですが、パッと見たところ、どうしてあんな壁だけの家を建てたんだろう?と思ってしまいます。

三菱地所ホームの場合、パースくらいは頼めば書いてくれますが、基本は平面図と立面図で見るしかないんですね。CGとかないです。そうすると、あとはもう想像の世界なので、ちょっとしたことに気づける機会が、大手メーカーと比べると少ないんじゃないでしょうか。
しかも、標準仕様しかできないわけじゃなくて、変えようと思えば変えられただけに、がっかり感も後を引きやすいように思いました。

 

知らない人が歩いてても誰も気にしない都心で、しかも人目からの死角の多い旗竿地ということで、ぼくらの家はそれなりに防犯には気をつけたつもりです。
今までバラバラと書いてはいるのですが、まとめると以下のような対策をしています。

1.オートロック門扉の設置
最近はオープン外構が多いので、門扉を設置しない家も多いと思いますが、あえて設置しています。
一時期、宅配便を装った強盗が何件も発生したことがあったので、荷物の受け取りは基本的に門扉をはさんで行うようにしています。何かあっても、一歩下がれば距離は取れるし、門扉越しに素早く武器などを出してくるのもスムーズではないと思うので、少し安心です。

2.鍵穴なしドア
ドアは鍵穴のないタイプを設置しました。
カバーで見えなくなっているだけで、実際にはあるのですが、泥棒はなるべく手っ取り早く仕事ができる家を狙うために、なんか面倒そうな家だなと思ったらやめておくらしいので、そういう抑止効果もあるかなと思っています。

3.メーター類は塀の外
電気や水道のメーターは、敷地の入り口に設置して、中まで入らなくてもチェックできるようにしました。
検針員の人を疑ってるとかじゃなく、検針を装った人が入ってこないためです。

4.開口部は2か所のみ
防音も兼ねて、ほとんどの窓で二重窓やFIX窓になっているのですが、1階はドアと裏庭への窓しか開きません。裏庭の窓も二重窓なので、外側のペアガラスを破って、さらに内側の防犯ガラスを破らないと入れない構造です。

5.防犯カメラの設置
死角になりそうなところに、防犯カメラを設置して、動くものがあるとセンサーで教えてくれるようになっています。
これ、稲妻とかネコでも反応するので、無駄にドキっとさせられることもあるのですが、まあないよりはあったほうが安心ですよね。

この中で、今のところ効果を感じてるのは、門扉だけです。最近、小口荷物の配達を請け負う業者さんが増えてるので、よく知らない配達業者さんだったりして、本当?と思うこともあるので。
あと、開口部が二か所しかないのは、前も書きましたが、寝る前とか出かける前のチェックが楽です。
 

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