ゲイの家づくり

with 三菱地所ホーム

2016年11月

3Fにあたるところにある小屋裏収納へは、はしごで上がります。
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この写真だとわかりにくいのかもしれませんが、はしごは60~70°くらいに傾斜しています。
はしごを上り下りするときに、下が見えたら怖いだろうということで、設計段階でこのはしごの傾斜に合わせた壁を設定してもらいました。

そういうわけで、この壁は斜めになってるのですが、これが案外不便というか、手間がかかることが判明しました。
なんとこんなところでも、ホコリはたまるんですね。
たまるというより、壁紙の凹凸になんとなく引っかかってるような感じですが。

最初わかってなかったというか、見えるほどもなかったので、はしごだけ掃除してたら、ある日気づいてしまって、それからは壁も掃除をするようにしています。でも、はしごが邪魔だし、壁自体もそこそこ面積があるしで、けっこう面倒なんです。

この壁自体は、将来的にはここを階段にリフォームする予定だったので、別になんでもいいやという感じでしたが、慣れてきたらはしごでもそんなに不自由ないなーと思ってたら、こんな別問題が発生してるのでした。
こんな変な壁がある家もそんなにないと思うので、普通は心配ないでしょうが、こういう壁ができそうな方は要注意ということで。
 

ぼくらと同じLGBTの人たちが家を買うという場合に想定されることとか、気になることについては、何度か書きましたが、じゃあ家を売る側はどうやってLGBTの人に売ればいいのかっていうことも、ちょっと考えてみました。

1.ハードルを下げる
LGBTの場合、家を買うということは心理的なハードルがけっこう高い場合も少なくありません。通常の家庭のように結婚や出産という法定ルートを進んでるわけじゃないので、タイミングにしても属性にしても、家を買うことが妥当なのかどうかという迷いは常にあるんですよね。
また、当然「この人たちはどういう関係?」という目で見られること自体も、障壁となって立ちふさがるように感じられる人もいます。

ぼくらの営業さんが、わりと最初のころにぼくらに言ったのが「お友達同士で建てる方もたまにいらっしゃいますよ」でした。意図してなのかせずなのかはわかりませんが、営業側のスタンスとしてはこれがベストのように思います。
LGBTカップルの関係は単純じゃない場合もありますし、たとえ見た目通りのゲイやレズビアンのカップルだったとしても、それをあんまり特別視されても居心地が悪いものです。「お友達同士」という、ごく一般的ななんとなくのくくりで話されると、そういう点であまり身構えずに済みます。
また「けっこう」でも「時々」でもなく「たまに」というのが、実際の率を表現した言葉のようで、現実感があるところも、いかにも先例があるという感じで、これまたハードルを下げる効果があるように思いました。

2.資金面での情報提供をする
LGBTカップルが家を買う場合、多くの場合は親からの支援などは見込めないでしょうし、現状では共有でのローンを組むこともできません。
こういう資金面での問題を気にしている場合が多いので、具体的にどのくらいの金額から建つとか、どのくらいの収入で単独ローンが可能かという、目安みたいなものを最初のうちに出してくれると、先に進む心理的な足掛かりになるでしょう。
このあたりは、一般の顧客でも気になるところなので、営業担当者ならだいたいの数字は持ってると思います。ただ一般の顧客よりLGBTの場合は資金面での不安感が大きいので、こういう数字を先に出すことで気持ちをつかめる可能性が高まるように思います。
LGBTとわかった段階で、名義人になる側が先に死んだ場合の相続税やその場合の保険でのカバーの可能性など、より具体的な情報を出せれば、なお良しというところです。

3.普通の家庭とは違う
やっぱり普通の家庭とは違うので、家族4人の家とはそもそも想定が違うとか、ウケるところが違うということが発生してきます。そういう意味では、上記の点も含めて、面倒な客ということにはなるので、手っ取り早く売り上がる上顧客のようには考えないほうがいいでしょう。
でも逆に、いわゆるDINKSに相当するカップルの場合、一般家庭より可処分所得が多いこともままあります。必要となれば出せるお金はあるので、手間はかかるけど額は大きめということはあり得るでしょう。


こんな感じの想定を持っていれば、LGBTの顧客に対して家を売るということは、そんなに難しいことじゃないと思いますし、可能性として期待できるんじゃないでしょうか。
LGBTは、消費者としては家の外よりも中での消費が多いという属性がありますが、家はその中でも象徴的なものなので、うまくやればもっと市場規模は広がるんじゃないかなと思ったりもします。
 

家の中で、住み始めて慣れてくるとともに、だんだん気になってくる部分もあります。
ぼくらの場合「これはちょっと失敗だったかも」と思うことの多い部分は、こんなところです。

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これは内玄関(家族用玄関)を入ったところの廊下です。これが狭いんですよ。
前のマンションは約1m幅だったのですが、今回は80cmくらいしかありません。
そもそもほとんど廊下部分のない家なので、少ししかない廊下がちょっとくらい狭くてもあんまり関係ないかなと思ってたら、逆に少ししかないので、そこを通るときに余計に狭さが意識されてしまうんですね。
これはでも、尺モジュールの標準的な廊下幅だと思いますが、両手に袋とか下げてると、引っかかっちゃう幅です。住宅営業の人は「車いすも通れる幅です」と言いますが、屋内用の車いすのほうが、尺モジュールの家でも通れるように作られてるだけなので、べつに十分な広さというわけでもないんですよね。

もう一つはこれ。
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階段の壁の笠木の降りきったところです。
見ての通り、三方に解放されていて、階段を降りたらここで手すり側に曲がるとか、室内側から階段に上がるというときに、ここの横を通るのですが、この角によくひじが当たるんですよね。
おかげで、ひじに傷が絶えなくて、あざがいくつもできてしまいました。
人間の体って、普通にしてると肩からひじまであたりがいちばん幅広だと思うのですが、一般的に角って、そこより低い位置にあるか(テーブルなど)高い位置にあるか(タンスなど)じゃないでしょうか。だからそんなに、ひじを回避する習慣というのがなかったんでしょうね。地味にHPを削られる場所になっています。

そのうち慣れるだろうとか、こんなもんか、と思ってた箇所ですが、住んでもう2年近くなるのに、これらの箇所はいまだに違和感を感じています。
 

近所であまりにもOHの建売り・売建てが多いので、姑のようにチェックしてしまっている日々ですが、気づいたらちょっと別のところで飯田産業グループの某社による建売りの建築が始まってました。
それを見て、もう違う意味でびっくりです。

明らかに現場がOHに比べるときれい。そして何かしょっちゅう計測してる。もちろん、基礎の鉄筋はまっすぐだしアンカーもきれいに並んでます。しかも終わったらちゃんとブルーシートをかけて帰っていく。
これもいざ売出しとなったら、やっぱり相場があるので、OHと同じような値段で出るはず。同じ建売りでも、これとあれじゃ大違いだと思います。

飯田産業グループの場合、全棟住宅性能表示取得を原則にしてるので、きっとそのことも影響してると思うんですよね。
性能評価表示って、決まりきった評価なので意味がないとか、建てる側の都合の基準だとかいう意見もあるようですが、それでもやっぱり基準があるって大事です。だって基準がなかったら、もう建てる人たちのそれぞれの都合で楽なようにやっていくので、一方的にいいかげんになっていくばっかりですよね。

この某社の現場だって、たとえば住宅メーカーだったら必ずやるような現場柵はなかったり、それなりにいいかげんなところはあります。でも少なくとも評価に関わるところはルーチンできちんとやることになってるでしょうから、パッと見ただけでもずいぶん違う印象になってるんでしょう。

たぶんあれだったら、壁の中がカビだらけとかいうこともないと思うし、良さそうです。
知ってる人が建売り買おうとしてたら、注意してあげないとと思ったりしています。
 

今週のトランプ相場の影響で、金利がじわじわと上昇しています。
11月11日時点で長期金利の指標である10年物国債の金利は-0.03%になりました。ここのところずっと、-0.06%あたりで推移していたので、急に上がった感じですね(夏ごろは-0.3%だったので、それとくらべるとすごい上がりようです)。

今回の上昇については、単純に株高→債券安=金利上昇、という図式で説明できるので、それほど今後の金利動向をうかがわせる何かがあるわけではありません。
ただ、じゃあどうしてトランプ当選で株高がやってきたのかと考えると、この先は金利が少しは上がる想定をしておくべきかなという気もします。

トランプ氏の政策は、枝葉末節を取り除くと結局は「もっと金回りを良くしよう」ということになります。本人が不動産投資家なので当然ですね。
政策の中でも、最も実現性があり、本人も重視していると思われるのが、金融規制の緩和です。
リーマンショック以降、オバマ政権ではその戦犯を金融機関と見なし、高リスク商品の禁止や自己資本投資での引当金の積み増しなど、次々とその抑制策を打ち出してきました。しかし投資というのはリスクはゼロにはできません。リスクを抑えろというのは、魅力のない投資商品を売れというようなもので、金融機関側から見ると顧客の選択の機会を奪っている政策でもあったわけですね。

高リスク投資が行われなくなると、当然手持ちのお金の何倍も賭けるようなことができなくなるので、市中の金回りが悪くなります。いまアメリカ経済が回復傾向と言われながら、いまいち伸び悩んでるのは、投資が回復しないことも原因です。
ちょうど、日本がバブル退治に注力するあまり、逆に「失われた20年」と言われる長期不況を招いたのと同じような状況と言えるでしょう。

トランプ氏はこれについては、金融機関の自由度を高めようとしており、それは新政権の閣僚候補としてまっ先に、財務長官に金融機関の代表者であるJPモルガンCEOの名前が挙がっていることでも象徴されています。

そして、金融機関だけを優遇しては、一般市民からの批判が高まるので、同時に、直接的に有権者の懐にもお金が入るように、減税などのばら撒きにも着手する予定です。
そうすると、財政状況の悪化→国債増発→金利の上昇というルートでの金利上昇も考えられるわけで、景気回復とともに二重の金利上昇シナリオが控えています。
景気が回復し、アメリカの金利が上昇すると、日本国債はさすがに人気は落ちるので、市場での取引価格は下がる(金利は上昇)してくるでしょう。そうすると、長期金利も上昇してくることになります。

もっとも、現況では日本の金融機関は日本国債を欲しいだけ買えているわけではないので、現在の低金利はこの先も続くと思われます。
しかし住宅ローンという比較的長期の債権で、長期固定で低金利を保証できるような環境でなくなることは容易に想定され、おそらく今後はフラットを含む一定期間固定金利の住宅ローンから、徐々に金利が上がって行くんじゃないでしょうか。




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