ゲイの家づくり

with 三菱地所ホーム

2016年03月

この前、知人に聞いた話なのですが、ある土地が相場より安めの価格で出ていたので、買おうとしたそうです。
ところが、契約するまでの段階でそんな話は全くなかったのに、契約時の重要事項説明で、都市計画道路の予定地がかすってることが明らかにされて、びっくりだったとか。
こういうのって、事前の仲介業者とのやり取りの中で、事前の情報として当然知らされるものだと思ってたのですが、今回の場合そうではなかったので、さあ契約という場でキャンセルすることになってしまって、自分は悪くないのに居心地悪かったという話でした。

まあ仲介業者が悪かったのでしょうが、本人もちょっと確認不足だったということでしょうね。都市計画道路は、都や区のWebで公開されてる情報なので、土地を探す時にはまず事前に確認しておくことですし。

ただ、以前はこういう道路の計画って、みんなあんまり気にしてないというか、道路が通るまでの間住めればいいっていう判断もあったように思います。
計画が発表されてから、かなり長い間は売りに出た土地を徐々に買得していって、かなり進んだところで残りに買収交渉をする、みたいな展開のほうが多くて、特定の重要なルートを除くと、計画から実際に道路になるまで何十年もかかるほうが普通だったからでしょう。

でも、東日本大震災以降、国土強靭化計画の一環なのか、都市部の延焼防止と、移動経路確保のためということで、ずいぶん早く着手する例が増えてるらしいんですね。だから、買収交渉の対象も多くなってきて、道路の気配もないのに「反対」ののぼりばっかり林立してる地域とかあったりします。
以前のような感覚で、まだ計画だしぜんぜん進んでないからと考えて、安いと思って計画道路の通ってる土地を買うようなことは、どうも避けたほうがいいようです。
 

ぼくらの場合、わりと最初のほうでも書いたのですが、どっちかというと計画的な貯金とかあんまりしてないほうです。
だから家づくりのスタート時点でも、ほとんど頭金らしきものはなくて、結果として前のマンションを売ってローンの残債を償却した残りが、頭金相当になりました。

という話をすると、でもそこまででも土地の申込金とか住宅メーカーとの契約金とか、諸費用が必要だったでしょう?ということを聞かれますが、これはぼくらは、普通の生活費というか、日々のキャッシュフローの中から出してたんですよね。
これについては、ゲイだって知ってる人からは「そうかー男2人働いてると、お金の面ではいいよねー」という反応が返ってきます。 

確かに、ゲイはそもそもわりと学歴や年収で平均を取ると、たぶん一般の男性平均よりもいいだろうなと思います。
でもこれって、ある意味当然の結果で、一般男子が〇〇戦隊がーとか、ジャイアンツがーとか、女子がー、みたいな生活を送ってる時期に、ゲイの場合すでに、みんなから気持ち悪いと思われて世間から望まれない自分が、それでも生きていかないといけない状況で、一人でもなんとかやっていくにはどうすればいいか、みたいなことを考え始めてるわけですよ。
まあ、人によってはその重みで命を絶ってしまう人もいるのですが、人生への準備としてはかなり早い段階から覚悟はできてます。
結果として、成績や就職にそれが反映されるのも、もともとそこをターゲットにしてるからという単純なことで。

実生活では、今も生きやすいとは言えない社会で、ゲイであることで損をすることもいっぱいあるのですが、とりあえずそういうことと気持ちの折り合いがついていれば、お金の面では社会全体では気楽なほうの水準にいるだろうと思うと、まあ人間生きてたら何でも無駄にはならないんだなと思ったりします。

もちろん、たとえば知人のご主人総合商社、奥さん外資コンサルのカップルなんかだと、収入が多い上に、育児のための各種福利厚生が享受できてずいぶん良さそうなので、一般の方はゲイカップルをうらやむより、そういう人たちをうらやんで、努力なさるといいと思いますけどね。
 

そういえば、ぼくらの中では常識だったことが家づくりの過程でそうじゃないことがわかったということが、いくつかあったのですが、その中の一つに、トイレの中の照明があります。

ぼくらの家のトイレの照明は、こんな感じです。
light_toilet
(赤い丸が照明位置です)

0.75坪タイプでやや広めなのもあるのですが、照明は二か所ついてます。一つは普通に中央で、もう一つが手洗器の上。
これは、前のマンションでそうなってたので、手洗器がある場合には当然こうなるだろうと思ってたのですが、最初の設計段階だとそうなってませんでした。だから、たぶん普通は1つなのかな?と思うのですが、これ2つないと地味に使い勝手悪いんですよ。

照明が中央にしかないと、手を洗おうとしたときに、照明に背を向けることになります。まあ手を洗うだけなので、手元が暗くても問題ないという方もいるでしょうが、物陰で手を洗ってるのってなんとなくおかしな感じです。
そして、こういう手洗いカウンターを導入なさる場合、多くの方が鏡を設置してると思うのですが、鏡も逆光になってしまうんですね。客用の簡単なドレッサーも兼ねた雰囲気のトイレにしたい場合、ここが逆光になってるとけっこう使いにくいし、鏡に映った感じも悪役みたいであんまり良くないです。

そんなわけで、黙ってると設計者の方によっては落ちてしまうポイントとして、手洗いカウンターをつける場合は、その上にも照明をつけることを検討なさるようお勧めしたいです。
 

家を建てようとしてる知人からの質問や、検索履歴を見て、ありがちな家づくりの質問の「ぼくらの家の場合」をまとめてみました。だいたい、過去の内容の重複です。

1. リビングは1階?2階?
1階です。
想定としては、この家で老後も暮らすつもりなので、足腰が弱った場合には1階だけでも生活できるようにしました。住宅密集地なので、採光はリビングの東と南を吹き抜けにすることで確保しています。

2. トイレは1つ?2つ?
2つです。
2人暮らしだったら1つでいいかと思う人も多くいらっしゃるようですが、食中毒になるとしたら同時なので、2つあったほうが安全だろうと思って、1階2階両方に設置しました。夜にいちいち階段を降りずにお手洗いに行けるのはいいのですが、2階のトイレを白く作りすぎたので、まぶしいのは失敗だったかも。

3. キッチンはステンレス?人大?
TOTOの人工大理石です。
ステンレスの白いミネラル汚れの掃除が面倒だったので、白の人工大理石にしました。今のところ、着色汚れの悩みはありませんし、ステンレスと比べて扱いに気をつかうということもありません。
カウンター部分も人工大理石ですが、天然石に比べて柔らかいので、コップなどを置くときも気をつかわないで済んでいます。

4. 浴槽の形状は?
少しだけ高くなってる部分があるステップ型です。
メリットとしては、足が伸ばしやすいことと、貯湯量が少なくて済むこと。デメリットは、浅い部分のお湯が冷めやすいことと、入浴時の姿勢を変えにくいことでしょうか。

5. 外構依頼先は?
ハウスメーカー提携業者です。
アフター窓口が共通化できることと、工事の後先を調整しながら進められることが良かったです。問題があっても自分で調整できるとか、とにかく価格を抑えたい場合は、別に依頼してもいいと思います。

こんなところでしょうか。
確かにこういうことって、正解はないので、けっこう悩みますよね。特に最近は2階リビングで開放感を実現してるご家庭が多いからか、リビングの位置を聞かれることが多いように思います。
 

ぼくらの家は、1階のトイレはTOTOネオレスト、2階は同じTOTOでGGになっています。
ネオレストがタンクレス、GGはタンクあり(でもあんまり目立たない形状)という違いはあるのですが、じゃあそれ以外にどこが違うの?というのを、使い始めての感想を含めて。

1.形状
これは「トイレ形状の謎(GG)」でも書いたのですが、ネオレストはなだらかに中央に流れ込んでいく形、GGは中央で急にスポンと狭くなっている形です。
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(左がネオレスト、右がGG)

GGのほうが、中央に段のようなところがあって、そこが掃除しにくいです。
流れ方としては、ネオレストが下から吸い込む感じで、GGは上から水を流し込む感じですが、ネオレストのほうがポンプで吸ってるからか、流れ自体はいいです。GGも流れないわけではないのですが、紙が多かったりすると流した後の水が少なくなって、なんとなく無理した感が残ります。

2.リモコン
neorest_cnt gg_cnt
(左がネオレスト、右がGG)

標準のリモコンでも、けっこうデザインが違います。
できることはそんなに変わらないのですが、ネオレストのほうが液晶画面があって、反応時間の設定ができるなど、少し高機能タイプです。あと、ネオレストには、バータイプのスタイリッシュリモコンもあります。

3.ウォシュレット
機能自体は同じなのですが、使用感がけっこう違います。ネオレストのほうが水流が細くて、水量も少ないです(勢いはある)。GGは水量は多いのですが、なんとなくおおざっぱにじゃばじゃばと出てる感じ。
これはほんと好みだと思うのですが、当たる場所をピンポイントでコントロールしたいならネオレスト、洗った感がほしいならGGという選択になるかと思います。

どうして同じメーカーなのに、こんなに違うんだろう?共通化できるところは共通にしたほうがいいんじゃないの?と思ったりするのですが、とにかく現状ではこんな違いがありますよ、ということで。
 

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